自動車関連メーカーC社・ロボット事業部営業担当
自動車関連メーカーC社・ロボット事業部営業担当
人手不足に悩む惣菜製造企業向けのオンラインセミナーを開催し、調理ロボットの販路開拓に成功
本業の機械技術を生かした異業種展開をサポートした専門紙のソリューションとは
人手不足に悩む惣菜製造企業向けのオンラインセミナーを開催し、調理ロボットの販路開拓に成功
本業の機械技術を生かした異業種展開をサポートした専門紙のソリューションとは
人手不足・省力化など、食品メーカーが抱える課題に異業種の技術を活用する例が増えています。自動車関連メーカーのC社は、食品業界のスケールメリットに着目し、新規事業に参入。自社の組み立てロボットの技術を応用して、惣菜の盛り付けや蓋閉めを自動化する調理ロボットを開発しました。しかしセールスの課題となったのが、異業種での有効なリード(見込み客)集めでした。
課題
MA導入も、有効なリード獲得に苦戦…
すでに工場の自動化が進んでいる食品製造業大手に対し、中小企業のほとんどは、コストの問題で自動化マシンの導入を先送りにしています。C社は中小企業の工場長や経営層など決裁者をターゲットに、調理ロボットの販路開拓を検討していました。そこで営業部責任者であるF氏が導入したのが、リード収集に効果があると言われているMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
「高額なMAを導入すれば有効なリードが効率的に集まるはず、という期待がありました。しかし蓋を開けてみると、MAは継続的なコンテンツの作成がないと効果を発揮できず、運用者のリソース負担が大きく、結果が出るのが遅い。コストはかさんでいるのに、リード情報はなかなか集まらない状況に、焦っていました」(F氏)
F氏が次の手としたのが、省人化ニーズを抱える惣菜製造企業の担当者に直接アピールできるオンラインセミナーです。ところが、オンラインセミナーの開催を打診したイベント会社は、キーパーソンが興味を持つ専門性の高い企画や、食品業界関係者へのリーチ力が弱く、開催のめどがつかない状況に。
F氏は打開策を探すため、情報収集を続けました。
課題のポイント
食品業界にコネクションがなく、リード集めに苦戦
食品工場長などのニッチターゲットにリーチする手段がない
オンラインセミナーを企画するも、専門性の高い企画・集客ができない